【上棟式】で準備するものや当日の流れをご紹介|浜松|浜北|磐田
前回、新築の際に行う伝統儀式【地鎮祭】についてお話しましたが、家を新築する際のもう1つの大きな儀式として【上棟式】があります。
前回の記事はこちら
→家づくりの伝統行事【地鎮祭】の準備と流れを解説!|浜松|浜北|磐田
今回は、上棟式と同様、何度も行うことのない伝統行事【上棟式】についてお届けします。
上棟式は何をするための儀式?
上棟式は、もともとは家の神様に工事の安全や竣工後の祈願をするのが目的ですが、家の骨組みが出来上がる際に職人さんをねぎらう場としての意味合いが強くなっています。
正式には、地鎮祭と同様、神主さんがお祓いをしますが、最近では略式で大工の棟梁が行う場合も多いようです。
もちろんこうした儀式は必ずしも行わなければならないというわけではありませんが、もし不要とお考えの方は事前に建築会社や施工会社に連絡してください。
これから一生住むマイホームを建ててくれる方へ、感謝を伝えられる貴重な機会なので、特別な事情がない限り行うことをおすすめします。
その他、地域や各家庭によっても異なりますが、近隣住民にお声がけして「餅まき」が行われることもあります。
上棟式で準備するもの
では、上棟式を行うにあたりどういったものを準備しておく必要があるのでしょうか。
ここでは、神主さんを呼ばず、略式で行う場合の基本的なものをご紹介したいと思います。
ただし地域や各家庭によって準備する内容が異なる場合があるので、建築会社などに確認しておくのが確実です。
・棟札(むなふだ):建築会社や施工会社が用意してくれることが多いようです。
・御幣(ごへい):建築会社や施工会社が用意してくれることが多いようです。
・洗米
・塩
・酒
・5円玉12枚
・お昼のお弁当(職人さんの人数分)
・10時と15時の休憩時の茶菓子と飲み物
・引き出物(赤飯、紅白まんじゅう、2合酒など)
・ご祝儀(相場は後述)
地域や各家庭によっても異なると思いますが、基本的なものとしては以上のものとなります。
建築会社や施工会社が前もって教えてくれるので確認してみてください。
ご祝儀の相場について
正直いくら渡せばいいのか困るのがご祝儀です。上棟式にきていただいた関係者へのご祝儀は、家の規模にもよりますが一般的な相場は以下になります。
・大工棟梁:1〜3万円
・棟梁以外の職人:0.5〜1万円
・現場監督・設計士:0.5〜1万円
意外と大きな出費になりますが、普段接することのない職人さんの仕事を見て、お話を聞ける良い機会になり、信頼関係も築けるかと思います。
当日の流れ
・大工の棟梁が棟木に棟札や御幣を取り付ける。
・家の四隅に、酒と塩、米をまく「四方固めの義」を行う。
・施主の挨拶
・棟梁や工事関係者の挨拶
・一本締めを行う。
こうした儀式ははじめての体験で戸惑うシーンが多々あると思いますが、建築会社や施工会社は日常的に参加している行事なので、あまり心配はせず、当日をむかえましょう。
もし気になることや心配なことがあれば、気軽に相談することをおすすめします。
伝統的な地鎮祭や上棟式などの儀式をきちんと行うことで、施工会社からも喜ばれ、お互い良い信頼関係が築きやすそうですね!
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