家づくりの伝統行事【地鎮祭】の準備と流れを解説!|浜松|浜北|磐田
日本では古くから家を新築する際、それぞれの工程で行われてきた儀式があります。その中でも、代表的なものが【地鎮祭】です。
新築の家を何度も建てる人はいないと思うので、地鎮祭はほとんどの方にとって初めての行事なのではないでしょうか。
地鎮祭当日は、何を準備したらいいのか、何をするのかと不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
今回は、家づくりにおける伝統行事【地鎮祭】の準備や流れについてお届けします。
そもそも地鎮祭は何のための儀式なのか?
地鎮祭とは、文字通り、その土地に住む神様を鎮めるためにお祓いを行うことです。
「ここに家を建てさせてくだい。」と許可を得ることが目的とされ、「安全に工事が進み、無事に建てられますように。」と安全祈願をする儀式でもあります。
当然、工事が始まる前の、まっさらな土地で行います。
家を新築する際の第一歩が地鎮祭なのですね。
日取りの決め方について
日取りの決め方については、一般的に「大安」「友引」などカレンダーに書いてある「六曜吉凶」で決める方が多いと思いますが、地域や各家庭のしきたりによっても違うと思うので、ご家族や建築会社に相談してみることをおすすめします。
ちなみに大安でも「三隣亡(さんりんぼう)」といって、建築業界では大凶日とされ、建築に関することは一切忌むべき日があるので要注意です!
三隣亡は、この日に建築すると三軒隣まで滅ぼすといわれ、できれば避けた方がいいかもしれませんね。
「絶対に吉日に行いたい!」という方は、建築会社や施工会社、神主の方々の予定を確認して、早めに日取りを決めるのがおすすめです。
地鎮祭までに準備するもの
通常は地鎮祭の準備や神社への連絡などは建築会社か施工会社が行います。希望の神社などがあれば事前に伝えておきましょう。
施主が準備するものは、神主さんへの謝礼として「玉串料(たまぐしりょう)」または「初穂料(はつほりょう)」になります。
相場は地域や形式によって異なるかもしれませんが、だいたい3万円から5万円程度と考えておきましょう。
お供え物である「神饌品(しんせんひん)」は、最近では建築会社か神社で手配してくれるケースが多いようです。
また、地鎮祭の終了後は、建築会社と施主が近隣住民に挨拶に行くので、事前に挨拶する家の軒数を確認し、挨拶の品物を揃えておきましょう。
だいたい500~1000円程度のお菓子かタオルなどの消耗品を持っていかれる方が多いようです。
地鎮祭の流れ
いよいよ地鎮祭当日!
地鎮祭は、建設予定地の一部の四隅に青竹を立て、しめ縄を張り、囲いを作ります。中央に祭壇が設けられ、お神酒やお供え物などが並びます。基本的に神社側が準備してくれます。
その後神主さんが祝詞をあげてくれます。
普段することのない「玉串(榊の枝)の供え方」から、神社で参拝する際に行う「二礼・二拍手・一礼」まで、その都度その場で神主さんが教えてくれるので安心です。
一生に一度の行事なので、事前に調べて準備することが必要になってきますね!
次回は上棟式の流れや準備についてお届けします。
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